ジョブズ本
『スティーブ・ジョブズのプレゼン技術を学ぶ本』を購入しました
上手なプレゼンテーションを出来る様になる為のビジネス書であって、プレゼンテーションなんて一生する事は無いであろう俺が読んでもしょうがないだろって感じですが、Appleの基調講演を見ても分かる通り、ジョブズのプレゼンは非常に楽しく、素人目に見てもジョブズにプレゼンの才能が有る事は明らかです
そのプレゼン能力を身につけたい訳では有りませんが、まぁマカーとしては一応読んでおくか・・・みたいな
読んでみて思ったのは、ジョブズはやっぱり自社製品を愛しているんだなぁって事ですかね
プレゼンって~のは本来その製品を売り込む為に行う訳で、いわゆる一押しの点、その製品の一番優れた売りになっている点を説明する訳です
ところが時間の制約等も有り、一押しの点をプッシュしたいが為にその他の点を省いてしまうのが普通の人達な訳ですが、ジョブズはそう言う事をせずに一から十までその製品の魅力を語る訳です・・・
しかもかしこまったスーツ姿ではなく、普段着でユーモアを織り交ぜながら行うプレゼンが聞いてる方に楽しく聞こえるのは当然なのでしょう
オバマ大統領も『スティーブは米国のイノベーターの中で最も偉大な一人でした』と追悼のコメントを出す程のカリスマ経営者であった訳ですが、ジョブズがいなくなった後のAppleが心配でなりません・・・
ジョブズ亡き後も今まで通りの魅力的な製品を作ってくれると良いのですが
Appleのもう一人の設立者であるスティーブ・ウォズニアックは、ジョブズの死によりAppleがSONYの様になってしまうかもしれないと不安を漏らしている・・・
かつてソニーの製品はシンプルで美しく、崇拝の対象で誰もが欲しがるものだったが、「彼らはその定式を見失った」と語っている通り、経営者が変わる事により会社の方向性が全く変わってしまう事は多々有る事・・・
ジョブズは経営の天才だったが、ウォズニアックは『ウォズの魔法使い』と呼ばれる程の天才エンジニアであったが現在ウォズニアックはAppleに関わっていない様なので、Appleの未来は怪しいかもしれない・・・
先日発売されたiPhone4S、行列の先頭はスティーブ・ウォズニアックであったとニュースで流れていたが、自分達の作った物にこうやって愛情を注げる創設者の2人がいない今、ウォズニアックの言葉通りSONYの様にならない事を願うばかりだ
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